どうも、森羅です。2026年7月16日。とうとう待ちに待ったこの日がやってきました。そう、今日は何とあのカルドセプトシリーズの10年ぶりの新作である『カルドセプトビギンズ』の発売日!!カルドセプトシリーズって何と思うかもしれませんが、大宮ソフトさんが手がける、知る人ぞ知る名作シリーズです。ゲーム性としては双六+カードゲームといった感じで、戦略性が豊かで奥深く、ハマる人にはハマるゲームです。
そんなカルドセプトシリーズですが10年前のカルドセプトリボルトを最後に、全く音沙汰がありませんでした。まあ、元々そんなに短いスパンで作品を出すような会社では無かったのですが、2017年頃から開発元である大宮ソフトさんのホームページの更新が完全に止まり、リボルトの通信対戦サービスもわずか1年で終了したこともあり、往年のファンの間では大宮ソフトに何かあったのではないかと推測されていました。倒産説も囁かれたくらいです。
まあ、10年前に何があったのか真相は定かではありませんが、こうして無事に10年後に新作を出してくれただけでもファンとしては非常に嬉しい限りです。
ちなみに、私がカルドセプトシリーズを知ったきっかけはカルドセプトDSという作品からです。名前の通りニンテンドーDSもソフトで、中古で1000円くらいで売っていたので買って遊んでみたら見事にハマりました。それから続編であるカルドセプトリボルトも当然遊びつくしました。リボルトは3DSのゲームです。実はリボルトの前にカルドセプト3DSというソフトがあるのですがそちらは何故かやっていません(笑)。
前置きが長くなりましたがここから待望の新作、カルドセプトビギンズの感想を書いていきたいと思います。最初に断っておきますが、カルドセプトの基本的なルールについては長くなるのでいちいち解説したりはしません。気になる方は他のサイトで調べて戴けると幸いです。
※この感想はメインストーリークリア後に書いています。
1.カルドセプトビギンズを実際にプレイした感想
早速プレイしてみて思ったことは、前作のカルドセプトリボルト(以下リボルト)に比べると従来のカルドセプトに戻ったなという感じ。前作では自分の領地ならいつでも領地コマンドが使えるかわりに、召喚したばかりのクリーチャーはダウン状態になり、砦に止まるか周回するなどして、ダウン状態を解除して初めて領地コマンドが行使できる仕様でした。しかし、単にややこしいだけであり、ダウンしない不屈クリーチャーが圧倒的に有利な状況を生み出す要因となっていました。こうしたこともあってか今作ではリボルト以前の作品のように、領地コマンドの行使は直前に自分が通過した土地だけという従来の仕様に戻っています。そして当然ラウンドゲインも廃止されています。リボルト時代の仕様が悪かったわけでは決してないですが(これらの仕様はそもそも一試合にかかる時間が長いというシリーズの欠点を克服するためにうちだされたもの)、やはりカルドセプトというのはこうだよなあと、良く言えば原点回帰している。
だからといってリボルトよりもゲームスピードが遅くなっているかというとそうでもない。
ビギンズではリボルトと違った形でゲームスピードが早まるように様々な工夫がなされている。その一つが砦ボーナスと周回ボーナスの多さである。砦通過時に貰える魔力が200Gと多く、さらに周回ボーナスも過去作に比べてかなり多い。マップにもよるが3週目くらいには貰える魔力が1000Gを越える。そして貰える魔力が多いのに土地レベルを上げるのに必要な魔力は過去作よりも少なくなっている。一つの土地をレベル5にするのに必要な魔力はたったの1250G。昔はレベル5にするのにかなり苦労した記憶があるが、ビギンズでは簡単に作れるようになっている。そのため、総魔力の上昇も早い。さらに土地連鎖ボーナスの倍率も上がっている。2連鎖で1.5倍、3連鎖で2倍、5連鎖以上で3倍と、連鎖を組むだけでも総魔力がかなり上がりやすくなっている。
上記の要素により、ゲームスピードはリボルトと変わらないか、むしろリボルトより早くなっている気がする。実際に、ブックを一周せずに試合が終わる場合が殆どだった。
2.カードプールについて
今作のカードプールについてだが、無印カルドセプト+リボルト+新カード+過去作のカードといった感じだろうか。無印やカルドセプトDSの頃にいた懐かしいクリーチャーもいれば、リボルトで登場したキングバランやG・ノーチラスなどもいる。スペルについてもドレインマジックなどの定番のカードからチェンジリングのような変わった効果のものまで様々。アイテムも種類が豊富で全体的なバランスは悪くない感じ。カード(今作では石版だが紛らわしいのでカードと呼ぶ)を一通り集めれば作りたいブックは大体作れるだろうと思う。
忍者+フュージョンといった往年の強力なコンボも復活しているのが嬉しい。
そして、今作から新たに登場したキーワード能力として、禁術が登場。要は前作のパイロマンサーみたいにアイテムを使わない場合は巻物攻撃扱いになるクリーチャーである。○○アコライトという名前で各属性に一体ずついる。それらは自身の属性と同じ属性の相手に対して巻物強打の能力も持つ。
また、カードショップでパックが買えるだけでなく、欲しいカードを一点買いしたり、余分なカードを売れるようになっているのでカードが集めやすくなっているの良い。
3.このゲームの不満点、問題点
楽しいゲームだが、不満な点が全くないわけでもない。まず、個人的に一番の改悪だと思ったのが、ブックの総枚数が50枚から40枚に減らしたこと。前作から10枚も減っている。おかげでブック構築が窮屈に感じる。以前ならあまり実用的ではないが効果が面白いカードなど、所謂趣味枠として採用できたカードも総枚数の減少によって採用し辛くなった。というか枠がカツカツで入れる余裕がない。ブックに入れるカードの吟味が以前に増して必要になったのは単純に面白くない点。
次に、マップがそこまで面白くない点。マップ毎に多少の違いはあるが、分岐が多いとか、転送円を踏むと飛ばされるとか、似たようなギミックばかりのマップが多く、どこか単調さを感じてしまう。単純にギミックが少なく変わり映えしない。後は後半のマップは特殊地形が多く、中々クリーチャーを配置できなくてイライラする。
最後に、ストーリーが薄い点。このゲームにストーリーを求めている人はあまりいないと思われるが、ストーリーがとても薄い。というか短い。たったの18章で終わってしまう。1話で1章のためとても短い。気づいたら終わっていたというレベル。まあ、その分1章進むごとに難易度が大きく上がったりするのでそれなりの準備や稼ぎは必要でそれなりの時間はかかるのだが。
それでも前作は確か3部作でかなり長く、主に敵サイドのキャラだが魅力を感じるキャラはそれなりに居たのだが、今作はキャラの掘り下げも大してないし、キャラにそこまで魅力があるわけでもない。
後は、ストーリーに関してもう一つ不満を述べるとすると、15章の難易度がかなりキツイところ。15章だけ特殊な試合になっており、一定のラウンド以内にマップに配置された触手を撃破しつつ尚且つ総魔力を一定以上に上げることが条件となっている。それだけでも厳しいのにマップにはあらかじめ複数体の敵クリーチャーが配置された状態で始まる。さらに敵セプターのブックは嫌がらせに特化したようなブックで、こちらの足を引っ張ってくる。正直滅茶苦茶きつかった。まあ、触手の撃破は実はワーウルフやメデューサなどの相手を違うクリーチャーに変化させる効果で、ウルフやスタチューに変えても撃破扱いになると気づいてからは多少は楽になったけども。正直、二度とやりたくないステージだった。
4.まとめ
不満な点が無いわけではないものの、ゲームとしては面白いし、カルドセプトのファンの方にも、そして新規の方にもオススメできる一作だと思う。少なくとも買って損はないと思います。まだ、ネットで対戦するまではできていないので、できればまた、対戦の考察記事も書いていきたい。