半年の穢れを払う、『夏越しの祓え』。その由来とは?

半年の穢れを払う、『夏越しの祓え』その由来とは?

みなさんこんにちは。6月30日は夏越しの祓え(なごしのはらえ)といいます。これは一年の前半の最後の日で一年の折り返し地点となるこの日に、半年の間に身にまとわりついた穢れを払う行事です。今日はこの行事の由来を調べてみました。

1.夏越しの祓えの由来

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大祓の初見は、『古事記』仲哀天皇の段にある「更に国の大奴佐(おほぬさ)を取りて、生剝(いきはぎ)、逆剝(さかはぎ)、阿離(あはなち)、溝埋(みぞうめ)、屎戸(くそへ)、上通下通婚(おやこたはけ)、馬婚(うまたはけ)、牛婚(うしたはけ)、鶏婚(とりたはけ)、犬婚(いぬたはけ)の罪の類を種種求(ま)ぎて、国の大祓して」を指すとされる。これら祓うべきものたちを「天つ罪」「国つ罪」といい、世俗的な罪とは異なり、祓い清めるには普通の祓式で用いる短文の祓詞(はらえことば、のりと)ではなく、長文の大祓詞を奏上、あるいは宣(の)り下して浄化する。大祓詞には地上で国の人間が犯す罪が主体の「国つ罪」よりも農耕に関する慣行を破ることが主体の「天つ罪」のほうを先に列挙しており、古代ではこちらのほうが共同体秩序を乱す大罪と考えていたことが伺える。

引用:大祓-wikipedia

wikipediaにはこのように載っています。古事記にも載っている程古くから行われていた行事のようで、昔は農耕に対する慣行を破ることの方が罪が重かったんですね。そして古事記の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が行った禊祓いというのが由来だそうで、古代より宮中行事として執り行われてきました。

私達は日々の暮らしの中で、様々な罪を犯しています。罪といっても犯罪とかそういのではなく、物を粗末に扱ったり神仏を敬わなかったり邪な考えを抱いたりということを先祖は罪と考えたわけですね。なんと清く正しい心を持っていたんでしょう。そしてその穢れがやがては疫病や災難となってわが身に帰ってくると考えていました。そこで、半年の生活で溜まった穢れを祓い、清めるために大祓という行事を行うようになりました。

元々は6月30日と大晦日に行われる「年越の祓」の二つがありましたが、年越の祓の方は早くに廃れてしまい、今では「夏越しの祓」だけが行われています。

2.どんなことをするの?

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では、実際に穢れを祓うためには何をするのでしょうか?厄落としのために以下のような神事が行われています。

1.茅の輪くぐり

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神社境内に作られた、茅(ちがや)で編まれた大きな輪をくぐる神事です。茅の輪をくぐることで災厄や病気を免れることができるといいます。神社でこのような大きな輪を見かけたことはありませんか?

そしてくぐる時に「8の字を描くように3回くぐる」のが一般的です。その際に「水無月の夏越しの祓する人は、千歳の命延ぶというなり」と言うと効果的だそうです。言いながら八の字を描くようにするのは中々難しい気もしますが。是非ともチャレンジしてください。

 また、茅の輪は身につけることで悪疫を避け、繁栄できるという言い伝えもあるため、茅の輪の形をしたお守りを授けてくれる神社もあります。厄除けの効果を高めたい人は神社の人に是非お願いしてみましょう。

2.形代(かたしろ)流し、お炊き上げ

人の形に切り抜かれた紙(形代)に罪穢れを移して、それを清めてもらう神事です。形代に自分の姓名と年齢を記入し、それで自分の体を撫で、最後に息を吹きかけて、神社に納めます。

形代をお清めする方法は、「水に流す」「火でお炊き上げをする」と、神社によって異なりますが、いずれも罪穢れを清めてくれることに変わりはありません。形代は大祓の日ではなくても事前に受け付けてくれますし、神社によっては郵送で受け付けてくれるところもあります。当日神社に行く時間がない人や遠隔地の神社でお清めを受けたい人は、ぜひ申し込んでみてください

出典:https://uranaitv.jp/content/15071

形代を燃やしたり、水に流すことで自分の罪穢れを清める方法です。こちらの方が手間はかかりますが効果を実感できそうですね。

3.お菓子を食べる

夏越しの祓は6月に行われることから「水無月の祓」とも呼ばれ、厄除けの和菓子「水無月」を食べる地域もあります。どんな和菓子かというと、白いういろう生地の上に小豆をのせた三角形の涼菓です。

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これですね。とてもおいしそうな和菓子ですね。

 あずきは厄除け、悪魔払いの意味があり、三角形のういろう生地は、宮中で行われていた暑気払いの氷を模していると言われています。冷房や冷蔵庫がなかった当時の庶民にとっては、夏越の頃は暑さや湿気による病気が大敵。「水無月」はそんな庶民にとって涼を感じられる栄養補給であり、厄除けや無病息災の願いをかけたお菓子でした。現代でも京都などでは夏越の祓の日の和菓子として、とても親しまれているそうです。

3.まとめ

どうでしたか?今回は夏越しの祓について調べてみました。みなさんも6月30日には一年の半分が終わるということで、たまには意識してあと半年が良いものになるように、神社で厄払いなどしてみてはいかがでしょうか?それでは。

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