元金均等返済方式と元利均等返済方式の違いを知ろう 知っておきたい暮らしの知識

元金均等返済方式元利均等返済方式の違いを知ろう 知っておきたい暮らしの知識

どうも森羅です。突然ですが皆さんは金融機関からお金を借りることってありますか?幸いなことに私はまだそういう機会が訪れたことはないし、できれば利用しないで済むことに越したことはありません。このサイトを見て下さっている皆さんもそうだと思います。

しかし、人生とはそう上手くはいかないもの。突如大金が必要になる場面が訪れるかもしれません。そうでなくても人生で大きな買い物、つまりマイホームを買ったりする場合に銀行などの金融機関から融資を受ける場合があります。もしそうなった時のために知っておきたいのがそれぞれの返済方式の特徴です。住宅ローンの返済方式には主に元金均等返済方式元利均等返済方式があります。今回は主にこの二つの違いについて学んでいきましょう。

1.元金均等返済方式

元金均等返済方式とは、元金を毎月一定額ずつ返済する方式で、元金が減った分だけ次回にかかる利息が減り、回を追うごとに返済額は減少します。

長所:総支払額は元利均等返済方式より少ない。

短所:当初の支払額が高額になる。

2.元利均等返済方式

元利均等返済方式とは、最初から最後まで定額を返済する方式で、返済計画を立てやすいところがメリットになります。最初は返済額に占める元金の額が少ないので、利息分が元金を上回る構造になっています。

長所:月々の返済額一定のため返済計画が立てやすい。

短所:総支払額が多く、当初は元金がなかなか減らない。

3.民間の住宅ローンについて

民間の金融機関の住宅ローンには主に固定金利型変動金利型固定金利期間選択型があります。

まず、固定金利型は金利が最初から最後まで固定で変わりません。といっても当初の金利は金融機関の経営力に応じて変化します。一度借りたら金利は一定のため、どこの金融機関からいつ借りるかによって将来の負担の重さが決まってきます。

 変動金利型は借りた後も金利が変わるローンです。変動金利型といっても5年間は返済額を一定にするので、この5年間の金利の変動は返済額の中の元金と利息の割合で調整します。5年間の金利が現在より上がっていると、次の5年間は返済額が増加し、逆に下がっていると返済額は減少します。つまり、5年ごとに金利が変動するわけですね。

 固定金利期間選択型は、3年、5年、10年などの期間は固定で、その後は変動するというローンです。期間が長めの方が金利が高めに設定されています。

4.金利3タイプの比較

固定金利型

長所:返済計画が立てやすい

金利の変動で返済額が変わることが無い

短所:現在(2021年5月9日時点)は変動金利よりや

や高めの金利になっている

変動金利型

長所:現在(2021年5月9日時点)は固定金利よりや       

や低めの金利になっている。

短所:借りた後に金利が上下する可能性があり、金利

の変動に注意が必要

固定金利期間選択型

長所:固定期間が短いほど金利が低い。

   固定期間中は返済額が安定している      

短所:固定期間終了の時点で金利が上がり、返済額が

急増する可能性がある

5.まとめ

借主に有利なローンは1.金利が低いこと2.金利が固定であること3.長期返済ができることなどが挙げられます。低金利の時代にはあまり差が出ませんが、長期的にみると金利が固定のローンが有利といえます。

また、公益的な企業等に勤務していて、安定的にボーナスの支給が見込める場合は、ボーナス加算時方式を採用すると、月々の返済が減り、ゆとりのある生活が可能です。

それから、従来の住宅金融公庫ローンに代わるものとして、住宅金融支援機構のフラット35があります。フラット35は、最長35年の長期固定金利型なので返済計画が立てやすいです。

この他公的融資として財形住宅融資があります。

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