難易度鬼畜なローグライクゲーム『妖談寺』をプレイ&レビュー

  難易度鬼畜なローグライクゲーム『妖談寺』をプレイ&レビュー

 どうも皆さんお久しぶりです。森羅です。最近は死ぬほど暑くて外にでるのも嫌になりますね。できれば外へ出たくはないのですが、仕事をやっているとそうもいかず、コロナの影響で自粛ムードの中、ストレスの溜まる日々を送っております。

さて、話は変わりますが、今日は『妖談寺』というゲームについて語っていきたい

と思います。

まず、ゲーム性ですが風来のシレンやトルネコの冒険のようにフロアを探索し、アイテムを集めたり敵を倒しながら階段を下りていくというもの。つまりローグライクに分類されるゲームですね。

ドット絵で描かれたどこか懐かしい感じのするゲームで、名前の通りドット絵で描かれた妖怪を操ってダンジョンの最深部を目指すという至ってシンプルなゲームとなってます。

1.プレイした感想

他の方のレビューでも言われていたのであらかじめ分かってはいましたが難易度はかなり高いです。下手すれば1階でも余裕で死にます。

モードは4つあってチュートリアルと地下10階まで降りたらクリアの妖怪ピクニック妖怪探索。そして延々と地下を降り続けることができる無限のダンジョン

妖怪ピクニックと妖怪探索はクリアすると使用できる妖怪の数が増える。最初は提灯お化けとかまいたちと雪女しか使えないので最初はこの2つのモードで使える妖怪を増やしていくことになりました。妖怪は全部で21種類いて1体ずつ解放していくのは楽しかったです。ただ、これが結構骨が折れる作業でした。なんせ10階まで降りるだけでも結構難易度高いんですよ。そもそも10階にたどり着く前に死ぬことなんてザラにあります。それに加えて、妖怪を開放するには各階にある巻物3つを集め、その3つの巻物を捧げると現れる閻魔大王を倒さなければクリアできません。だから10階まで降りる前にきちんと回復アイテムなりを持ち込んで閻魔大王と闘う準備をしていなければいけないわけです。まあ、ちゃんと準備できていればそれほど苦労せず倒せるようにはなっています。

しかし、全ての妖怪を開放するにはこのモードを何度も繰り返しクリアする必要があり、途中からマンネリ化してきました。楽しいといえば楽しいですが流石に飽きが来ました。課金で最初から妖怪全開放できるようにしてもいいかもしれないです。

そして妖怪を全て解放したら、ここからが本番。無限のダンジョンに挑戦です。はっきり言って妖怪を全て解放したらこのモード以外やることはありません(笑)。

ひたすら階を降り、どこまで降りられるか挑戦するモードで、死んだ時点のスコアをインターネットを通してランキングにあげて、他のプレイヤーと記録を競うことができます。究極のやりこみ要素ですね。私は今もこのモードで使う妖怪をとっかえひっかえして懲りずに遊んでおります。

基本的にこのゲームは私みたいに一人で黙々とやりこむのが好きな人が好むゲームだと思います。

2.問題点

このゲームは面白いと言えば面白いですが問題点も色々と多いように感じました。

まず1つ目は前述しましたが難易度がかなり高いということです。もちろん製作者様が意図的にそういう風に設計しているのでしょうけども、その難易度の上げ方がプレイヤーに多くの理不尽な要素を押し付けることで成り立っているというのが問題です。

例えば、遠距離系の妖怪に遭遇したとき、敵はこちらを見つけ次第遠くから攻撃してくるわけですが、こちらが遠距離攻撃できる妖怪でなければ最悪その時点で死にます。逃げても1歩づつ追いかけながら攻撃してくるのでこちらは為す術なくやられてしまいます。アイテムの力で何とかしようにも、このゲームには危機的状況を回避できるようなアイテムは殆どありません。良くて一時的に攻守を3上げる酒や透明になれる透明化の薬くらいです。ですので、遠距離系の妖怪は遭遇すると結構キツイんですね。最悪遭遇するだけで詰みます。

その他にも、ダメージのバラつきが大きく運が悪いと敵との殴り合いで不利になるということがある。これはどういうことかというと攻撃力の数値などが2d4といった表記になっており、これは所謂TRPGで使用されるもので、2d4ならば1~4までの目のあるダイスを2個振って出た目の合計が与ダメージとなる。この場合だとダメージは最低2、最高で8となる。このTRPG特有の計算式を何故か取り入れているため、ダメージの計算がとてもしにくい。敵の攻撃は一度に3くらい喰らうのにこちらのダメージは1くらいしか喰らわないなんてこともザラで、下手すれば妖怪の中でも攻撃力の低い一反木綿でさえ殴り負けてしまう。かと思ったら攻撃したら一撃で敵が死ぬこともある。これは運よくダイス目が良かったからでしょう。

こういう風に色々と安定せず敵と戦っててモヤモヤします。戦闘でもランダム要素が絡んでくるのはいかがなものかと正直思います。素直に固定ダメージで良かったんじゃないかと。

後は人魂を倒すとレベルアップという要素のせいで色々面倒臭くなっていると思います。

このゲームでは各階に人魂という動かない妖怪が配置されており、それを倒すことでレベルアップし、スキルを習得したりできるようになっています。つまり、各フロアでレベルは1しか上げられないわけですね。他のローグライクにはない独特なシステムですが、残念ながらローグライクというゲーム性にあっていない気がします。

まず、新たな階に来て毎回人魂を探すのが面倒くさい。階数が増すごとに敵も強く厄介になっていくので、階段を見つけたら即降りたいんですけども、レベルアップをしないと敵のインフレについていけないので、早めに階段を見つけても人魂を見つけてなければひとまず見送らなければならなりません。この点が非常に煩わしい。そして動けば動くほど敵と遭遇し、死ぬリスクも高くなる。

更に面倒なのは人魂が既に敵に倒されている場合。敵が倒すとその敵が強化されてしまいます。フロア全体を探索したのに人魂が無かった・・・という時は敵が倒しているということなのでその敵を見つけて倒さなければならず、結局そのフロアにいる妖怪をしらみつぶしに一匹ずつ倒していかなければなりません。強化された妖怪を倒せば人魂が再び現れるのでそれを倒せばレベルアップできます。しかし非常にリスキーで面倒臭いです。結局人魂のために毎回わざわざ危険を冒してフロア内を毎回駆けずり回らなければならないので1階降りるのに結構な時間がかかりテンポが悪いですね。

ゲーム中の一言アドバイスで早めに冒険を切り上げて降りることも必要だとか言ってきますが、そうしたくてもできないんじゃボケと言いたくなります。他のローグライクゲームなら階段を見つけたら即降りとか割と普通なんですけどね。それができないのが辛い。

また、人魂を倒すことでしかレベルアップできないということは、他の敵は殆ど倒す意味がないことになるんですよね。まあ、倒すと一定の確率で亡者の肉という満腹度を少し回復するアイテムをドロップするのでそれ目当てで狩るのはありですが、確定ではないので落としてほしい時に落としてくれなかったりします。

そんなわけで敵を倒す旨みはほぼほぼ皆無でただの邪魔者でしかないですね。また、人魂は自分が召喚した分身なども積極的に倒しにいくので、本来便利なスキルであるはずの召喚系のスキルがただの事故要員でしかなくなっています。もし召喚した分身が人魂を倒してしまうと、その分身を敵に差し向けて敵に倒してもらって現れた人魂を敵より先に倒すという手順を踏まなくてはならず、これまた面倒。なぜこのような仕様にしたのかわからない。

そして、妖怪が習得するスキルもスキルレベルを上げ過ぎると逆に使い勝手が悪くなってしまうという罠。

スキルレベルを上げればその分威力や効果は上がりますがその分消費spと満腹度の減りが多くなります。これは無視できない問題で、スキルを使って戦うこと前提のこのゲームでは後半になるとスキルを使用するごとにゴリゴリ満腹度が減っていき、食べても食べても満腹にならないような状態になります。更にこのゲームでは満腹度が空腹まで下がってしまうとspやhpが自然回復しなくなります。そうなるとスキルが使えなくなり、食べ物を求めて彷徨っている内に餓死したり、敵に襲われて死にます。一度空腹までいくとなかなか立て直しが難しいんですよこのゲーム。だからあえてスキルレベルを途中までで止めておくのも手かと思います。

それと、これは問題点というか単につまらない点ですが、このゲームはプレイヤーが工夫する余地があまり無いんですよね。道具は基本的に5つしか持てず、装備という概念がないので基本はプレイする妖怪のスキルとスペックを駆使して危機を乗り越えるしかありません。持ち物は持つだけで能力が上がったりするお守りを5つ持ち歩くのがデフォになるので、アイテムを使う機会も後半はあまりなくなります。そもそも前述した通りあまり有用なアイテムがありません。やることは人魂を探して敵を倒しながらフロアを探索し、倒したら降りるを繰り返す単純作業です。

3.総評

まあ、色々と酷評しましたが全く楽しくないかと言えばノーです。妖怪にはそれぞれ4つのスキルがあり、各妖怪によって運用法が違うなどちゃんと個性分けはされています。ただしやはり上記の問題点を受け入れられるような人でないと素直に楽しめないとは思いますね。

良く言えば玄人向けのゲーム、悪く言えばクソゲー一歩手前のゲーム。そんな感じですかね。

値段は500円以下と手ごろではありますが、このゲームに風来のシレンやトルネコの冒険のような楽しさは皆無ですのでそういうのを期待して買わない方がいいですね。そういうものを期待しているなら他のゲームを買った方がずっと楽しめるはずです。

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森羅と木漏れ日の図書館1
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