バーチャルな謎解きを楽しもう。伽古屋圭市さんの本を紹介。

こんばんは。森羅です。福岡の陥没した道路がわずか48時間で復旧したというニュースを見て、早すぎだろうと驚いたと共に日本人の技術力の高さに感心しました。本当にここが陥没した場所なのかってくらいに綺麗になってましたね。

さて、私は以前推理小説は苦手だからあまり読まないと書きました。推理小説というのは読んでるこちらも頭を使うので何だか疲れるんですよね。複雑で難解なトリックとか、登場人物のアリバイを考えたりするのは想像力の乏しい私にはあってないような気がするので。

もちろん、推理小説が好きという方はそれはそれでいいと思いますが。

しかし、そんな私でも楽しめて読めた推理小説がありました。

それは伽古屋圭市さんの『幻影旅館へようこそ 推理バトル・ロワイアル』です。本屋でこの本を見つけた時、表紙の絵に惹かれ、背表紙のあらすじを読んで面白そうだなと思って購入しました。作者さんのことなどは一切知らずに買ったわけですが、推理物が苦手な私でも気軽に楽しんで読めました。まあ、推理物というよりは謎解きに近い感じなのですが。

作者である伽古屋圭市さんのことは後から調べたのですが、第8回『このミステリーがすごい!』で大賞を受賞されていました。その後2010年に『パチンコと暗号の追跡ゲーム』でデビューされています。流石大賞をとった作者さんといった感じでとても面白かったです。

この作品では人が死なないのでそういうのが苦手な方にもおすすめできます。

あらすじ

女子高生の主人公宮嶋加奈は幼馴染の漆原喬子の代わりにあるゲームに参加することになります。それはAR(拡張現実)が用いられた新作の体験型ゲームであるアポカリプスに参加することになる。ゲームのために集まった9人は館で謎解きやバトルなどのミッションに挑んでいく。ゲームを挑んでいく中で次第に違和感を感じていく加奈。このゲームに隠された本当の目的とは。なぜ幼馴染はこのゲームの体験会に選ばれたのか・・・・。

まあ、ざっとこんな感じです。サブタイトルに推理バトル・ロワイアルとありますが別に某監督の映画のように9人が殺しあったりするわけではないのでご安心下さい(笑)。

最近ではps4でVRが発売されたりと拡張現実の技術は実用化されつつあります。実際に遊園地などのアトラクションでも特殊なゴーグルなどで仮想の世界を見ながら進んでいくようなものがありますしね。こういうものが今から増えていくのだと思うとワクワクします。

この作品の魅力

この作品の魅力はまず、作中に登場するゲームですね。ARを用いたゲームはとても趣向が凝らされていましたし、現実にあったら私もやってみたいと思うものばかりでした。特に、二回戦のゲームは頭脳で戦う対戦型のゲームで高度な読みあいが繰り広げられるています。実際にこんなゲームがあったら盛り上がるんだろうなあと一人で興奮していました。また、ゲームの進行は主人公の加奈ちゃん視点で進むので、自分がまるでそのゲームを追体験しているかのように感じられます。

また、この作品にはオマージュとみられる部分が所々に見られます。登場人物の一人が金田一新一だったり。『ひまわりの散る頃に』というビジュアルノベルの作品が出てきたり、知っている人にはニヤニヤできる箇所があります。そういうのを見つけるのも面白いですね。

そして、衝撃のラストには驚かされました。まあ、ある程度予想はできていましたがただゲームをクリアするだけでは終わらないんですね・・・・。

最後に

この作品は最初から最後まで私としてはとても楽しめた作品だと思います。謎解きといってもVR(拡張現実)の世界で主人公と一緒に解いていく感じでしたのでそれほど頭を使わずに読めたかなと思います。そして、作品の中のハイテクな未来には憧れました。作中では既に拡張現実が当たり前となっていて、街中を歩いていてもARの世界で様々な店の広告や看板が出ていたりするという。そんな未来がそう遠くない内に実現するんだろうなあと思うと嬉しいやら悲しいやら。

まあ、そんな世界が実現したら事故が多発しそうで怖い面もありますが。実用化の際は十分配慮が必要になるでしょうね。

それでは、興味がある方は是非読んでみて下さい。

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森羅と木漏れ日の図書館1
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