守り人シリーズの魅力を紹介。

みなさん今晩は、森羅です。風邪をを引いて数日間寝込んでおりました。いやはや病気になると健康の有難みが分かりますね。この頭痛や気分の悪さが収まってくれるのなら、何でもするのに。みたいなことをずっと思っておりました。病気の時はやはりそれを治すことに専念するのが一番です。余計なことをして苦しみが長引くのは嫌ですからね。ということで大人しくしておりました。みなさんも体調には気をつけて下さいね。

さて、皆さんは上橋菜穂子さんの守り人シリーズは読んだことはありますか?

恐らく読書をしている方で、読んでいない方の方が少ないのではないでしょうか。かなり知名度が高く、幅広い年齢層の方々が読んでいる作品ですから。

ですので、わざわざここで取り上げるまでもないとは思いますが、知らないという方も当然いると思いますので紹介したいと思います。

作品の概要

上橋菜穂子さんの作品である精霊の守り人をはじめとする守り人シリーズは『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』『虚空の旅人』『神の守り人 来訪編』『神の守り人 帰還編』『蒼路の旅人』『天と地の守り人 第一部ロタ王国編』『天と地の守り人 第二部カンバル王国編』『天と地の守り人 第三部新ヨゴ皇国編』の全10刊からなる異世界大河ファンジー小説です。

異世界というと最近流行の異世界もののような中世ヨーロッパ風の世界観ではなくて、アジアを中心とした世界観となっています。日本に似た国も出てきますしね。

精霊の守り人は2007年にアニメ化されました。そして、2016年から綾瀬はるかさん主演でドラマ化もされていますね。

あらすじ

あらすじといっても10巻全部のあらすじは流石に書けないので大まかな流れを説明します。

短槍使いにして女用心棒のバルサは青弓川に流された新ヨゴ皇国の第二皇子、チャグムを助けます。しかし彼はナユグという異世界にいる水の精霊の卵を宿しており、帝から命を狙われる身であった。チャグムの母である二ノ紀はバルサにチャグムを連れて逃げるように依頼する。

バルサはその依頼を受け、チャグムに宿った水の精霊の卵が孵化するまでの間、チャグムと一緒に過ごすことになる。帝からの追ってである八人の狩人達や、チャグム皇子の体に宿る水の精霊の卵を狙うナユグの怪物ラルンガから皇子を守りつつも旅は続く・・・・。

まあ、精霊の守り人の大体のあらすじはこんな感じです。精霊の守り人で無事チャグムを守り切ったバルサと何とか帝から暗殺されずに宮へと戻ったチャグム。二人の運命の物語がそこから始まっていくわけですね。

タイトルに守り人とある刊では女用心棒のバルサを主人公としてその活躍や生き様が描かれ、タイトルに旅人と書いてある刊ではチャグムを主人公として他国との交渉や駆け引きなどの政治的なやり取りや、宮での暮らし、チャグムの成長などが描かれています。

そして、世界観としてはこの世(サグ)と重なるようにして存在している異世界(ナユグ)があります。ナユグは異世界ですので普通の人には見えません。呪術師でも見えるのは数秒ほどで見るのはかなり苦しいらしい。チャグムは精霊の卵を宿していたため、現実世界であるサグと異世界のナユグを交互に見ることができた。

このサグとナユグも物語に関わってくる重要な要素です。

そしてバルサとチャグム以外の主な登場人物として、バルサの幼馴染で呪術師のタンダ、タンダの師匠である呪術師トロガイ、星読み博士のシュガなどがいます。

個人的には呪術師のトロガイは好きなキャラクターでしたね。70歳を超える元気なばあさんで、変わり者ではあるけど物知りでみんなの知恵袋みたいで、弟子であるタンダにも厳しくも優しい一面がある。何とも憎めない愛嬌のある?性格ですね。そして、夢の守り人でトロガイの過去が出てきますが彼女も若い頃は色々と大変だったようです。詳しく知りたければ読んでみて下さい。

シリーズの魅力

このシリーズの魅力と言えばまず、作りこまれた世界観ですかね。守り人シリーズではチャグムやバルサのいる新ヨゴ皇国の他にカンバル王国、ロタ王国、タルシュ帝国、サンガル王国など多数の国が登場しますが、どの国も政治や思想、統治の仕方の違いなどが明確に書き分けられています。これは本当に児童文学として出版されたのかという程細かく国による違いや考えの違いなどが描かれています。また、現実世界にある言葉を使わず、作者が創作した言葉で置き換えられている部分も多々あり、作者の世界観を大事にする姿勢も伝わってきます。細かく作りこまれているため実際に存在する国の話をしているかのようなリアリティを感じることができます。

そして、主人公のバルサの格好いい生き様や躍動感あふれる戦いぶりには目頭が熱くなるものを感じます。戦いの場面は鮮やかで分かりやすく、読んでいるこちらにもその動きが見て取れるように感じます。そして、バルサの用心棒としての生き様や覚悟は読んでいてとても心揺さぶられるものがあります。

それから、もう一人の主人公であるチャグムの活躍も魅力ですね。女用心棒のバルサとは違い、皇族であり、様々な欲望や策略が渦巻く血塗られた政治の世界で、星読み博士のシュガの助けを借りながらも皇子として、国をやがて背負っていくものとして巻き起こる問題を切り抜けていく様は読んでいてとても面白いですね。バルサと違って戦いの場面というのはあまりないのですが、知略を使って危機を乗り越えていくのはまた違った面白さがあります。また、自分を暗殺しようとした父帝との確執をどう乗り越えていくかも見どころですね。

最後に

精霊の守り人は私も全て読んだのですが、どれも面白かったです。刊が進む度に世界情勢も少しづつ変わっていく様子が見て取れましたし、天と地の守り人ではこのままどうなっちゃうのという緊迫感がずっと続いていました。

そして私が読んだ中で一番好きなのはシリーズ二作目の闇の守り人です。故郷であるカンバル王国に帰ったバルサの話なのですが、そこで明かされるバルサとその育ての親であるジグロの過去。そしてそこに渦巻く陰謀と二十年に一度のルイシャ贈りの儀式。最後の方は何だか切なくて形容しがたい感情が湧きあがってきました。何か心が洗われるような感じでしたね。

それでは、興味のある方は是非とも読んでみて下さいね。

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森羅と木漏れ日の図書館1
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