人が死なないミステリーが読みたい方へ。

どうも、管理人の森羅です。いや~、最近は家に帰るとすぐにお風呂に入りたくなりますね。そのくらい夜が寒い。なんかここ最近ずっと寒い寒い言ってる気がしますね(笑)。これからもっと寒さが厳しくなってくるでしょうから、風邪をひかないためにも体調管理や部屋の温度管理に気を付けていかなければと思います。寒さは万病の元と言いますからね。皆さんもご自身の体調にはしっかりと気を配ってくださいね。

さて、もうそろそろ私が読んできた本について語ったりしてもいい頃だと思います。むしろ今まで何でしてこなかったんだって話ですが。いきなり本の紹介から入るのはまずいかなと思って今まで触れてこなかったわけですが、そろそろ語りたくなってきました。皆さんもそれを期待していたと思います。

本好きな人にとって本の内容について語り合い、分かち合うことは非常に楽しいことであると私は思っています。

そこで、今日はミステリーは読みたいけど人が死ぬような話は嫌だという人のために、米沢穂信さんの古典部シリーズについて紹介したいと思います。

2016年11月8日現在、古典部シリーズはシリーズ一作目となる「氷菓」、二作目の「愚者のエンドロール」、三作目の「クドリャフカの順番」、四作目の「遠回りする雛」、五作目の「二人の距離の概算」の計五作品が出版されています。

この作品は主人公である折木奉太郎が日常の謎を鮮やかに推理し、問題を解決する学園ミステリーです。故に、人が死ぬことはありません。ですので人が死ぬ話が嫌いな人でも安心して読めます。

1.あらすじ

姉の言いつけで、渋々神山高校の古典部に入ることになった主人公、折木奉太郎はどうせ入るのは自分ひとりだけだと思って部室へと向かうとそこには一人の少女、田舎育ちで大和撫子なお嬢様、千反田えるがいた。清楚で大人しそうな外見だが、一度気になってしまうとその気持ちを抑えきれない好奇心旺盛な千反田えるにつき合わされながらも、古典部として活動し、神山高校で起こる日常の謎を解く日々が始まった。

まあ、こんな感じですかね。

それぞれの刊のあらすじを書くと非常に長くなるので割愛しますが。話の流れとしては日常の謎に興味を持った千反田えるが主人公の折木奉太郎に謎の解決を求めるといった感じです。

2.登場人物

古典部シリーズに登場する主要な人物は以下の四人です。

1.折木奉太郎

「やらなくていいことはやらない。やるべきことは手短に。」がモットーのやる気のない高校一年生。対照的な性格の明るく活発な姉がいる。父親と母親は一切登場しない。姉の言いつけで渋々古典部に入ったことで千反田えると出会う。人とあまり関わらず、マイペースな性格だが、正義感は意外に強い。洞察力や考察力は優れており、数々の謎を当事者の心情なども考慮した上でさりげなく解決することができる。

2.千反田える

主人公が通う神山高校の古典部にある目的を持って入部してきた少女。神山の豪農千反田家の一人娘。黒髪のロングヘアーで、物腰は柔らかく口調も丁寧な大和撫子。しかし、一度気になったことは知りたくてしょうがないという好奇心旺盛な一面があり、よく折木を困らせる。数々の謎を解いてきた折木のことは一目置いている。

3.福部里志

折木奉太郎の親友で、彼につられて古典部に入部する。何をやるにも消極的な折木とは対照的に積極的で古典部以外にも手芸部や総務委員会などに属している。雑学に詳しく自らをデータベースと自称するほど。しかし、自分では推理はあまり行わない。「データベースは結論を出せない」というのが口癖。伊原摩耶花から好意を持たれ、何度か告白もされているが一つの物事にこだわりたくないという持論を守るため、はぐらかし続けている。

4.伊原摩耶花

漫画研究会と図書委員を掛け持ちしていたが、好意を抱く福部里志が古典部に入部したため追いかけるように入部した。背は低く童顔だが、容姿に見合わず怒りやすく毒舌。自分や他人の失敗に厳しく、勤勉である。千反田えるとは仲が良く、千反田えるのことをちーちゃんと呼ぶ。漫画研究会の先輩たちとはいろいろとあったらしく人間関係に悩んでいる。

以上の四人が主要人物です。

作品を読んでいて、この四人の関係性はよくできていると思います。消極的な折木とは正反対の福部里志。その福部里志のことが好きで何度も告白している毒舌家の伊原摩耶花。気になったことは知りたくてしょうがない千反田える。それぞれの人物にはっきりとした個性があり、考え方もそれぞれ違うので、そこに妙なリアリティを感じます。四人の人物がまるで実際にいるかのように。

特に主人公の折木奉太郎なんかは自分も学生時代とかあんな感じだったのでとても共感できます。

3.この作品の魅力

この作品の魅力はまず、高校生活特有のほろ苦いミステリー部分だと思います。人は死なないけど、この人がこんな行動に出たのはこういう心理や背景があったと考えると謎を解いても何処か心に引っ掛かる。そんな青春時代特有のどこか不器用でほろ苦い感じの謎が出てきます。

その次に巧みな人物の心情描写です。等身大の高校生が抱えている悩みや考えが、緻密に描写されており、それが謎を解く過程で明らかになっていくので、とても共感が持ちやすかったです。

そして、最後に個性豊かな人物と人間関係です。上述した主要人物の他にも様々な個性豊かな人物が登場します。それぞれがしっかりとした考えや持論を持っており、その人達の関係性がどうなっていくのかという人間関係の妙も楽しめます。純粋にミステリーなしで青春小説としても面白いと思います。

まとめ

どうでしたか。今回は人が死なないミステリーということで米沢穂信さんの古典部シリーズを紹介しました。11月末には新刊がでるそうですので、まだ読んでない方も今から読んだでも間に合いますよ。

個人的には2作目の愚者のエンドロールが良かったですね。最後の結末はどうかなあと思いました。ネタバレはできませんが、先輩のやったことは流石に・・・と、思いました。まあ、先輩にも色々と事情があったのでしょうけど。何だか他の刊と違って後味が悪いような感じがするけどついつい色々と考えてしまう内容だったので一番良かったかなと思います。

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森羅と木漏れ日の図書館1
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